こんにちは!ゴルフトレーニングラボ管理人青木です(^O^)
練習量が多くなってくる時期となりましたので、すべての人にありえる怪我についてご紹介します。
肋骨骨折
です。
1月にニュースになった、ローリー・マキロイ選手の肋骨骨折について考えたいと思います。
あまり日本のサイトでは詳細がありませんでしたで、外国のサイトからかき集めてきたので、ご紹介いたします。
BMW South African Openで背部に痛みを訴え、MRI診断の結果、肋骨のストレス骨折をしたそうです。
肋骨と解剖学
小胸筋ー烏口突起と第3~5肋骨に付着
肩甲骨の動きとしばしば肋骨の吸気に影響を与えます。
前鋸筋ー肩甲骨内側縁~第1~9肋骨に付着
肩甲骨の動きに大きく関与します。
ローリー・マキロイ選手はどこが折れた?
おそらく、背部との記載でしたので、あくまでも赤印はイメージでありますが、
第4~6番に印をつけました。
なぜ折れるのか?
骨折は主に、
強力な外力がかかる
圧迫や捻じれによって慢性的にストレスがかかる
ことで折れます。
青木はちなみに左前腕(ガレアッツィ骨折)を折ったことがあります。金属プレートも入れました。これは強力な外力であります。
慢性的なストレスでいいますと、
ランナーの脛骨の疲労骨折がよくある話です。
繰り返しの張力によって、炎症が蓄積し最後には骨折。といったものです。
ゴルフにおける骨折は後者の慢性的なストレスとなります。
アマチュアはクラブを叩きつけることでの骨折が多いといわれておりますが、
プロは明らかなショットの打ちすぎです。練習量の多い方も注意が必要です!
前鋸筋は肩甲骨が動くことをコントロールしてくれます。
マキロイ選手の場合はショットを打ちに行く際に、肋骨を超高速で捻転させます。
前鋸筋に張力をかけ、一気に振りぬく
しかも、フィニッシュのときには下部肋骨と上部肋骨の逆捻転が入ります・
このストレスが一番の原因となっているように思います。
1分43秒~1分44秒をみてください。
治療に必要な期間は?
一般的に4~6週かかると言われています。
マキロイ選手を診断したドクターのコメントを見ると、6週は休むようにとのこでした。
レントゲンではわからないくらいの骨折線でもMRIを利用して診断したようです。
治療方法と対策
安静のみです。
残念ながらあまり積極的に運動はできないので、注意してください。
リブバンド
電気治療器
このあたりは治癒を促しますが、
安静第一であります。
リブバンドは主に圧迫を加えることで、安定を促すものです。
電気治療器は骨癒合や患部の痛みを緩和させてくれる効果があります。
青木も腕の骨折のとき使っていました。
骨折の時間が短縮すると言われています。
特に設定でいうと、
マイクロカレントモード
これが非常に有効です。
病院でも積極的に使用しています。
使用しない方と使用している方では2週間ほど短縮されているように思います!
まとめ
肋骨骨折は繰り返しの衝撃で痛めてしまう過用性の骨折であることがしばしば起こります。
スイングの見直しを行うとともに、安静をとってください。
リブバンドや電気治療器は効果があるといわれますが、痛みの出ない生活を心がけ、早い復帰でゴルフを楽しみましょう!