ローリー・マキロイ全英欠場|左足関節靭帯断裂とは?

こんにちは!ゴルフトレーニングラボ管理人青木です(^-^)

非常に残念なニュースがありましたね。
ローリー・マキロイ選手の全英欠場。

どうやら原因は趣味で行っていたサッカーで左足関節の捻挫とのことです。
しかも、捻挫の程度がかなりひどく、関節包含む完全断裂とのことでした。

インスタグラムで下記コメントがありました。

Total rupture of left ATFL (ankle ligament) and associated joint capsule damage

ATFLとは?

ankle_sprain_1

ATFL=前距腓靭帯

でありまして、上記黄色○で囲んでる靭帯です。

詳細はわかりませんが、完全断裂で関節包も破けているので、手術もするのか・・・
ATFL断裂は保存療法も手術もあまり成績に差がないと以前学会で聞いたことがありますが、競技レベルが高いですし、どうするのでしょうか?

ATFL断裂の足関節に対する影響は?

腓骨と距骨を結ぶ靭帯ですので、
踵をつくとテコの原理で距骨が前方に滑ります。
この現象で足関節の安定性を非常に損ないます。
歩く(踵をつく)たびにグラグラします。

足関節が不安定というのは、床からの反力の調整が出来なくなるため、
足部からの運動連鎖の欠如をもたらしますね。

ということは、足だけの問題でなくなるということです。
安定性を補完するために、股関節、体幹や頚部など上位の関節の変移をもたらします。

また、側方への動揺が出てきます。
ゴルフで言うと右打ちの選手は左足が止め足ですから、このATFLが作用しないと足部が非常にグラつく。
となりますと、力強い右下肢での蹴りができなくなる可能性があります!

右下肢の蹴りと左下肢の受け止め
インパクト直前での左下肢での地面の蹴り
この作用でものすごい飛距離を生み出している
ローリー・マキロイ選手の長所が奪われる形となります。

自分の不注意で起きた事故とはいえ、
ゴルフに与える影響は非常に大きい!

医師としっかり相談し
リハビリで完全復調を願います(>_<)!