こんにちは!ゴルフトレーニングラボ管理人青木です(^-^)
石川遼選手、残念です。
以前より、腰痛があったとのことでしたが、再発してしまったようです。
腰痛再発により、「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」を欠場しました。
いろんなサイトや記事にさまざまなことが書いてありますね。
アメリカで飛距離を伸ばす必要が出てきた。
プレッシャーから大振りするようになった。
ボールが変わった。
日本に帰ってきて検査をするようですが、コメントからいくつか想像できそうです。
本人コメントには
バックスイングとダウンスイング
ビンというのが腰とお尻回りにある。
思いっきり打とうとしても力が抜けちゃう
とあります。
電気が走る?
電気が走るというのは、医学的にかなりまずいです。
電撃痛ということになりますね。
からだがとんでもなく悪い状況を脳に知らせたいのです。
いろんな痛みがありますが、電撃が走るのはかなりまずいです。
一般的なぎっくり腰、これも電撃が走りませんか?
腰まわりの傷害
ビン・電気が走るなどは
関節か神経系に影響がある可能性があります。
腰椎椎間板ヘルニア:
椎間板が飛び出て、神経に触っている状態です。
痛みや感覚障害、脱力感(筋力低下)などが起きます。状態がひどいと手術が必要です。
仙腸関節不安定症:
これは非常にやっかいです。上半身の荷重を仙骨と腸骨でつなぐ部位が緩い。
不安定感とともに、激しい疼痛、脱力感が起きます。また、股関節前面の関連痛なども発症します。
椎間関節炎:
主に、身体を反らせたり、側屈すると再現できます。この動きも関連痛といって、痛みが飛びます。
変形性腰椎症:
繰り返しの負荷により骨が変形してしまうことです。椎間板などもなくなっているプロもいます。骨棘といって、トゲがでている方もいます。
なかなか、ここまできてしまうと悩ましい状況です。
梨状筋症候群:
お尻の真ん中あたりから下肢にかけて痛みがでます。
今回の石川選手のコメントからは直接的な影響はないと思われます。
原因は?
先の石川選手のコメントから読み取ると、
バックスイングとダウンスイング
ビンというのが腰とお尻回りにある。
思いっきり打とうとしても力が抜けちゃう
飛ばそうとする意思がある
クラブを重くしている
テイクバック、ダウンスイングで痛い
怖い
スイングを見てみると、
以前よりも
骨盤を開くのが早いですね。
体重も右に残った状態です。
先に骨盤を開いて、右下肢で思いっきり地面を蹴りつけるスイングです。
これはかなり飛距離は稼げるのですが、諸刃の剣です。
右に軸を作ってしまうと、関節は摩耗していきます。
ローリー・マキロイ選手あたりもこのようなスイングをしていますが、
左の腰は開いておりません。
右の股関節で動きを作り出しております。
石川選手は骨盤ごと動いてしまっています。
この差はかなり大きいです。
本来動かない関節を動かしてスイングしているのですから。
障害部位を考えてみます
バックスイングで痛い
これは右足に荷重をかけただけで痛いということですよね。
椎間関節炎は除外できそうです。梨状筋症候群も考えにくい(腰の影響はないため)
変形性腰椎症、仙腸関節不安定症、ヘルニアあたりが残りそうです。
ダウンスイングで力が抜けるというのは、痛みが出るので、からだが嫌がって、強制的に運動をさせない防衛反応と思えます。
そのため、バックスイングが痛くなくならない限りはスイングはできない。
ということになります。
対処方法は?
まず、原因を明らかにすることです。
どこの関節、神経、組織が傷んでいるかを特定する必要がありそうです。
レントゲン、MRIは必須でしょうか。
必要に応じて、関節ブロック注射
リハビリは必須となりそうです。
担当ドクター、理学療法士、トレーナーの皆様、
ぜひ、石川遼選手を復活させてください!
日本の至宝ですから(>_<)
Pingback: 石川遼選手の腰痛は”腰椎椎間板ヘルニア”一歩手前! | ケガとケア | 理学療法士のゴルフトレーニングラボ