こんにちは!ゴルフトレーニングラボ管理人青木です(^-^)
スポーツを楽しむうえでケガとは上手く向き合っていかなければなりません。
ことさらゴルフではその動きの特徴から、腰痛は誰しもが1回は経験していると思います。
腰痛の原因
腰痛の原因は非常に多岐にわたります。理学療法士として安易なことはいえません。まず、異常を感じたら医療機関へ受診し、医師の診察を受けることをオススメします。レントゲンやMRIでの異常が見つからない時はまさに、我々の出番であります(^O^)
主な腰痛の原因を以下に挙げていきます。
神経疾患:
腰椎椎間板ヘルニア、脊椎症性脊髄症、脊椎管狭窄症
骨疾患
腰椎分離症、腰椎滑り症、OPLL、圧迫骨折
関節疾患
椎間関節炎、椎間関節不適合
筋疲労
急性、慢性
スポーツを行う際によくなりやすいのは疲労感・痛みを伴う、慢性腰痛であります。慢性腰痛は普通の方よりも痛みを感じやすくからだが変化してしまっているので、適切な対処をとっていかないとすぐに再発してしまいます。原因を取り除くことが第一ですが、その後の予防を重視するのが非常に大切です。
ゴルフで腰痛になりやすい構え
解剖学・運動学的から考えると右の構えが理想的で、左の構えはオススメできません。
膝を伸ばすことで、ハムストリングス(半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋長頭)が過度に伸ばされてしまうのです。
こうなると、骨盤はかなり硬く固定されてしまいますので、運動の柔軟性が失われてしまいます。
シャフトの長さやライ角が不適合、ダフリを極度に嫌がるとだんだんこのような姿勢が作られて来ると思われます。
管理人も含めて、身長の低い方でこのような姿勢の方はクラブセッティングの見直しも一つだと思います!
また、股関節の内旋可動域が少ないと、足りない分の動きを脊柱で作ってしまいます。
左右の骨人間のトップの位置は同じなのに、骨盤の動きと背骨の動きが違います。
右の骨人間:骨盤の回旋が足りず、脊柱を捻転しすぎています!
過剰な動きはケガのもとであります!!
対処方法
1.スイング・クラブセッティングの見直し
スイングの見直しはもしかするとクラブセッティングのせいで二次的に引き起こされている可能性はおおいにあります。管理人は初期に買ったアイアンが長すぎて、上記の膝の伸びきった姿勢でスイングをしながら日々腰痛と格闘していました。現在はライ角をフラット調整にしており、腰痛はほとんど起きていません。からだに染み付いてしまったフォームもケガに悩んでいるのであれば、一度見直しが必要であると思います。
2.日々のストレッチ
やってほしいこと、それはストレッチです。日々のケアを間違いなく行ってください。ケガをしてしまってからでは、復帰まで時間がかかりますし、痛みを回避するフォームが染み付いてしまうことが起きうるからです。テレビを見ながらで構いませんので、ハムストリングスのストレッチ、大殿筋のストレッチ、大腿四頭筋のストレッチです。
→ケガをした後に思うようにゴルフのスイングが出来なくなった!
3.休養を入れること
休息なしに練習を続けているとからだも悲鳴をあげてきます。最近よく目にするのは、ジュニアの選手達の故障です。まだ、若いですし、骨の成長も不十分ですので、過剰な練習は控えるようにしてください。プロ野球でもピッチャーに関しては投球数制限をもうけるようにしています。さらに、投球日間も間隔をあけるようにしています!
違和感があるのは、危険信号です!少なくとも、痛みがある日は練習を控えましょう!
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